求人情報|株式会社ナカシン冷食

私たちの企業理念は「食卓に笑いをお届けする」ですが、それを実現するためには「社員が誇りを持てる企業」でなければならないと思っています。
その「社員が誇りを持てる企業」になるために、最初に取り組むべきことが「働きやすい環境を作ること」です。

①休みの取りやすい職場

20年以上前の話です。
ある社員が、この会社は休めないと言って退職をしました。当時、私は工場長でしたが、この言葉はとても心に刺さりました。必要な時は休める会社にしたいと痛切に思いました。

また流通業から転職してきた社員から転職理由について「小学校に上がる子供の成長に付き合いたいから」であると聞きました。
後年、その社員のお子さんが高校スポーツで全国大会に行きました。社員は県大会の準決勝から全国大会まで有休をとり、お子さんの応援に行きました。

会社として当たり前のことかもしれませんが、社員の想いの一部でも叶えられたことを本当によかったと思いました。うれしかったです。

　

仕事をして収入を得ることは大切なことです。しかし人はそれぞれの人生において収入を得る以外にも大切なことを持っています。
私は社員の大切なことを出来る限り尊重する会社にしていきたいと思っています。

2021年のパートさんの有休取得率は78%くらいでした。
2020年は80%を超えていたので少し下がりましたが、希望した休みは取れているのではないかと思います。

また正社員でも最大連続8日間のリフレッシュ休暇を申請する社員も出てきました。
本制度は2年前からあったのですが、実際に使う社員が出てきて、またそれに続く社員も増えてきたと実感しています。

1つの職種を複数人が担当できる「多能工化」を推進し、また会社の発展により生じる利益を活用して各職場に余裕を作り、今後もさらに休みの取りやすい職場にしていきます。

②障害者雇用の推進

中新商店の頃から考えると50年以上、障害者雇用に取り組んできました。
近くにある養護学校や高校の特別支援クラスと継続的にコミュニケーションをとっております。
現在は11名が在籍しており約８％の効用率です。

ナカシン冷食における障害者雇用は、「障害を持っていても社会に貢献できる場を作る」ことです。
工場には彼らが活躍できる場所が多くあります。しかしながらそれが機能するには周囲の思いやりと工夫が必要です。

長所を活かし、短所を補う思いやりと工夫です。
人にはどうしようもないことがあります。それは健常者においても同じです。そのことをフォローできる社会こそが望ましい社会だと思っております。
そのようなことが無くなったら、そのようなことが理解されなくなったら、すべてが自己責任で弱肉強食一辺倒の社会になるのだと思います。
そんな社会が理想的でしょうか。会社も同じことだと思います。

フォローする人が多い、そういう社会や会社の方が豊かで理想的な集団であり、良い仕事が出来ると思います。
自分の為になることだけを追っていても必ず飽きるものです。人のために良いと思うことをする時にはモチベーションの上がり方が違います。普段出している以上の力や知恵が出ます。

ハンディがあっても働きやすい、負荷の少ない職場は誰にとっても働きやすい職場になりますし、会社の発展、ひいては働く人の生活向上につながります。

　

ナカシン冷食においてフルタイムで働く障害者全員が所得税を納めています。
彼らが1人前の仕事（1人が1人で出来る量の仕事）をし、成果を残し、所得を得て納税をする。間違いなく彼らは社会に貢献をしています。

彼らの中から厚生労働大臣賞を受賞する人も出てきましたし、また会社も職場として同じ賞をもらいました。
彼らの日ごろの努力とそれを支える職場の人たちの理解に感謝しています。

①にしても②にしてもまだまだ途上だとは思っています。しかしながらこれからも働きやすい職場づくりを推進していくことを約束いたします。